話題のローフードについて専門家が詳しく解説
コロナによって、免疫強化や、健康志向の方が増え、さらに海外セレブの影響も後押しし、日本でもローフードが少しづつ広まってきました。
ローフードの専門家としてローフードについて概要をまとめました。
ローフードとは
ローフードとは、Raw=生の、Food=食べ物という意味。 野菜や果物、更に発酵食品などの”酵素”を生かした食事法。 酵素はおよそおよそ48〜50℃で酵素は活発になり、それ以上の温度になると失活してしまうため、50℃以下で調理されるのが特徴。 ビタミン・ミネラル・食物酵素を壊さずに体内に取り入れることができるため
別名「リビングフード(living food)」とも言います。
living=生きた、Food食べ物 すなわち酵素や栄養素、微生物などを生き他食べ物ということになります。
ローフードの起源
ローフードの背景になっているのは、ナチュラルハイジーン(自然と健康と食べ物)の哲学。 Natural=自然な、hygiene=健康および健康維持のための科学、健康を保ち病気を予防するための原則の理論というのが語源となります。 この哲学をもとに、食べる順番、いつ何を食べるべきか、などローフードの考え方の基本となっています。
酵素栄養学
酵素栄養学もローフードの土台となっています。酵素は、体内のあらゆる生理的化学反応を触媒する物質で栄養素の中で唯一生きています。酵素がなければ、他の栄養素は身体の中で十分に働くことができません。 酵素は体内酵素と体外酵素に分けられます。
体外酵素とは
体の外にある酵素、すなわち野菜果物などの生の食材の中には食物酵素のことを言います。それらは、加熱(50℃以上で)により失活するためローフードでいただくのが良いとされています。
体内酵素とは
私たちの身体には潜在酵素という酵素が存在します。それらは、使われ方によって2つに分けられます。
消化酵素…食べ物の消化に使用されます。
代謝酵素…生命維持に必要な血液循環や毒素の排出・栄養の取込み・ホルモンの分泌・呼吸・新陳代謝などに使われます。
年齢とともに減少する酵素
年齢とともに酵素は減少してきます。食物から酵素を摂取することで、消化酵素・代謝酵素のムダを抑えることができます。 加熱された食品には酵素が失活もしくは持っていないため、食べたときに体内の消化酵素をたくさん使ってしまいます。 現代の食事は欧米食が増え、肉類・加工食品・乳製品・お菓子が多くなり、消化酵素をたくさん使う為に代謝酵素に使う分が少なくなっています。
消化酵素をたくさん使うことにより
疲れ
眠い
風邪をひきやすい
肩こり・頭痛
体調不良
という症状が引き起こされてきます。
ローフードの本場は?
ローフードはアメリカロサンゼルスで人気が出てきました。ハリウッドセレブの間で広まりローフードが多くの方に知られるようになりました。
参考著書
世界的にナチュラルハイジーンが広がったのにはフィットフォーライフの発売もきっかけとなった。
その他、アメリカのキャンベル博士著書「チャイナスタディ」日本語訳「葬られた第2のマクガバン報告」はアメリカでもベストセラーとして多くの方々に読まれた。
次の記事ではローフードの取り入れ方についてまとめています。 ぜひご覧ください。
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